販売から2019年で5年目になる、レクサスの人気コンパクトSUVであるレクサスNXのスペックと走行性能、乗り心地について調べてみました。
トヨタ60系ハリアーの兄弟車ながら、レクサスらしい内外装の高級感がヒットし、今や日本を代表するDセグメント車であるレクサスNXの走りを、加速性能や乗り心地をグレード別に比較して、掘り下げてみましょう。
一般道や高速、坂道などシーンごとに走りを分析しましたので、これからNXの購入をお考えの方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
レクサスNXのグレード別スペック
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まずはレクサスNXのスペックから見ていきましょう。
レクサスNXは「NX300」と「NX300h」の2車種あり、それぞれに「version-L」、「I‐package」、「F‐sport」「ベースグレード」の4グレードがあります。
「NX300」と「NX300h」のスペックは
・「NX300」:直列4気筒2.0Lターボエンジン「8AR-FTS」型を搭載
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最大出力【NET】175kW(238PS)/4800~5600rpm
最大トルク【NET】350N・m(35.7kgf・m)/1650~4000rpm
トランスミッション 6 Super ECT (スーパーインテリジェント6速オートマチック)
・「NX300h」:直列4気筒2.5Lエンジン「2AR-FXE」+ハイブリッドトランスミッション
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最大出力【NET】112kW(152PS)/5700rpm
最大トルク【NET】206N・m(21.0kgf・m)/4400~4800rpm
フロントモーター
最高出力 105kw(143ps)
最大トルク 270N・m(27.5kgf・m)
リアモーター(AWD)
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最高出力 50kw(68ps)
最大トルク 139N・m(14.2kgf・m)
トランスミッション 電気式無段変速機
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スペック的には日常的に乗る車であれば十分な数値ですね。
ひと昔前の3.0L車くらいのトルクがあります。
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実際、「NX300」に試乗した方もターボ車のトルクフルな走りは低速域では感じられた方が多いようです。
一方で加速はスポーツモードでの走行は非常に軽やかで、ストレスを感じにくいようです。
それ以外のモードでは、少々もたつき感を感じる方もいました。
踏み込んでから加速するまでの「間」が気になるようです。
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また、エンジン音や振動についても静寂性で優れているという感じでもなさそうです。
ハイブリット車から乗り換えを検討して試乗した方は特に感じる部分かもしれません。
ただ、2017年にフルモデルチェンジされてからは、かなり改善されたようですが、特筆するほどではないですね。
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一方、「NX300h」に関しては、走り出しがスムーズで低速~中速での走りが滑るようだといい評価が多かったですが、やはり高速域では加速に不満がある方のレビューが多かったです。
加速している間は、モーターからエンジンへの切り替わりはまったく感じないほどです。
こちらもスポーツモードで走行すればパワーを感じられる軽快な走りができるようですが、通常モードではもたつきを感じるようです。
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レクサスだから、速い!を期待して運転するとがっかりするかもしれません。
ただ、サーキットを走るわけではないので、ゆとりをもってゆったり走るのであれば、優れた車であることは間違いなさそうです。
レビューを見ていて一番気になったのは「IS250」からの乗り換えの方はみなさん、走りはISの方が上と揃っておっしゃっていました。NXは走りを求める車種ではないのでこれはしょうがないです。
レクサスNXの乗り心地は?
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それではレクサスNXの乗り心地はどうでしょうか。
グレードによって少しニュアンスは異なるようです。
一番違いを感じられるのは「F-sport」か、それ以外かでしょう。
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「F‐sport」に関しては足周りが固めのセッティングになっているので、名前の通り、よりスポーティな乗り心地を感じられます。
段差を越えるときの「カタン」という感覚はダイレクトに地面を感じられるつくりになっていますが、決してサスが効いていないわけではなく、よく言うと、道路と車の一体感が感じられるつくりになっていると言ってもいいかもしれません。
ステアリングも意外と素直で、このサイズの車にしては、モッタリ感は少ないです。
ただ、セダンに比べると遊びは少ないですけどね。
先にも述べていますが、「IS」から乗り換えを検討している方にとっては、いまいちな反応だということです。
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また、エンジン音がスピーカーから流れるようになっているので、音でも楽しむことができます。ただ、音で響くほどのスピードは実際出ないので、速度と音のギャップは感じますが。
その他のグレードに関してもふわふわするというわけではなく、しっかりサスが効き乗り心地はかなりスムーズなようです。
特に「NX300h」の低速域でのスムーズさは年配の方の評価はかなり高いです。
ただ、スピードはやっぱりあまりでません。
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後部座席に関しても2人までなら余裕を持って座れます。3人は厳しいでしょうね。
大人4人なら、2・3時間ならノンストップでドライブできます。車酔いしやすい方でも、足回りのセッティングのおかげで車酔いしにくい乗り心地を再現できています。
ぶんぶんスピードを出して飛ばす車ではないので、ゆっくり走ればゆれも少なく快適な時間を過ごせます。
レクサスNXの加速性能!コンパクトSUVの加速
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レクサスNXの加速性能はどうか?
実際に運転している方のレビューをまとめてみました。
やはり、加速に関してはあまり期待してはいけいない車種かもしれません。
「NX300」「NX300h」ともにもっさりとした加速で、踏み込んでからスピードに乗るまでのタイムラグがあるそうです。
飛ばそうとすればするほどストレスは感じるかもしれません。
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坂道でもそのパワーの弱さはかなり感じるそうです。坂道の上りで、発車する際にかなり踏み込まないと登れないそうですよ。
斜面の傾きにもよりますが、平坦な道を走っているときのトルク感は坂では感じにくいそうです。
ただ、スポーツモードにすると一気にエンジン性能が上がり、加速もスムーズになるようです。燃費を犠牲にして加速重視で運転する場合にはスポーツモードは欠かせないですね。高速の合流などはスポーツモードの方が良いかもしれませんね。
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もともとコンセプトがコンパクトSUVということなので、ぶんぶん飛ばしたいなら他の車種にするべきです。
それは間違いありません。
「IS」「GS」などセダンの方が、車両重量が軽く、よっぽど加速は良いはずです。
レクサスNXを選ぶからには、その居住性とSUVならではのエクステリア、インテリアの広さを重視してほしいですね。
走りを求める車種ではないというのが正直な印象です。