2018年11月にデビューした新型レクサスUX!
NXより更に小型で「Creative Urban Explorer」をコンセプトに誕生した都会派コンパクトクロスオーバーの新型レクサスUXをグレード別に乗り心地や走行性能をみていきましょう。
新型レクサスUXは今各メーカーから続々と発売されている流行りのCセグメントに属する車です。
見た目はSUVというよりクロスオーバーなハッチバックに近い感じがありますが、後部座席の乗り心地や加速性能はどうなのか?検証したいと思います。
新型レクサスUX グレード別スペック
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グレード別スペック
「UX250h」直列4気筒2.0L+ハイブリット
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最大出力【NET】107kW(145PS)/6000rpm
最大トルク【NET】188N・m(19.2kgf・m)/4400rpm
フロントモーター
最高出力 80kw(109ps)
最大トルク 202N・m(20.6kgf・m)
リアモーター(AW)
最高出力 5kw(7ps)
最大トルク 55N・m(5.6kgf・m)
トランスミッション 電気式無段変速機
「UX200」直列4気筒2.0L
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最大出力【NET】128kW(174PS)/6600rpm
最大トルク【NET】209N・m(21.3kgf・m)/4000~5200rpm
トランスミッション Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)
単純なスペックで比べると「UX250」はモーター出力が加わる分、走り出しは「UX200」に比べるとスムーズでしょう。
ただ、どちらもトルクが他の車種に比べるとやや物足りない気がしますが、実際のオーナーの声を聴く限り、普段の走行に関してはパワー不足を感じている人はあまりいないようです。
➡レクサスUX250hとUX200の違い!価格・燃費・スペック比較
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ただ、やはり坂道では加速に不満を感じている声がありました。
「UX250h」に関してはモーターからガソリンエンジンへの変則はスムーズでよっぽど踏み込まない限り、切り替わったタイミングはわからないはずです。
JC08モードでのカタログ燃費https://lexus.jp
新型レクサスUXは
「UX200」が17.2km/L、
「UX250h」でAWDが25.2km/L、2WDが27.0km/L
WLTCモードで比較すると
「UX200」が16.4km/L、
「UX250h」でAWDが21.6km/L、2WDが22.8km/L
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さらに市街地モードで比較すると
「UX200」が12.8km/L
「UX250h」でAWDが21.1km/L、2WDが22.0km/L
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街乗りで1L当たり約4km~8kmの差があるので、使用頻度が多いほど「UX250h」の燃費の良さは実感できそうです。
ただ、燃費で本体価格を取り戻すのは少々難しそうです。
月当たり1000km走る場合、月のガソリン代の差が2000円前後なので、10年以上乗って元がとれるかどうかですね。
どちらもスペックだけみると普段使いとしての使用なら十分ですが、ハイブリットかガソリン車かは、オーナーの好み次第かもしれません。
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ただ、どちらも山道やオフロードといった本来SUVが能力を発揮する場面では少々力不足を感じることは否めません。
受容としては街乗り中心だけど、見た目はSUVが良いといった欲を叶えてくれる感じです。
UX特有の高剛性・低重心によるハンドリングの良さは好評があります。
ハンドリングは素直で、車に無駄な動きがなく、細かいハンドル操作でもストレスなく運転できます。
加えてFスポーツを購入された方のレビューを見ると、ランフラットタイヤにより細かい段差の振動が抑えられ、スムーズな乗り心地が実現されているようです。
個人的にはFスポーツのエアロは単純にかっこいいと思います。
新型レクサスUXの乗り心地は?セカンドシートはどうなのか?
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コンパクトクロスオーバーの新型レクサスUXの乗り心地とセカンドシート(後部座席)の検証をしたいと思います。
新型レクサスUXの乗り心地は?
まず運転席に関してはレクサスの提案する人間中心のインテリア思想「レクサスHMI」が心地よく反映されており、姿勢や視線を移動しなくても手元ですべての操作が可能な位置にスイッチは配置されているので、運転中の操作ミスはしにくい構造だと感じます。
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パネルも運転席側に若干傾いており、メーターなども運転している視線の中にピッタリ納まる構造は素晴らしいと感じました。
ただ、個人的にはリアハッチが傾き過ぎているので、後方確認時の見える範囲が若干狭く感じました。
もう少し窓を大きくしてほしいなぁというのが個人的な感想です。
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シートはフィット感があり長距離の運転でもストレスは少なそうです。
前席はほどほどの広さがありますが、大型SUVに乗っている筆者としては狭いなと感じたことは確かです。
インテリアに関しては、ダッシュボードやドアに少々安っぽさを感じますが、CTほどではないです。
新型レクサスUXのセカンドシート(後部座席)の乗り心地は?
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セカンドシートは完全に狭いです。
大人4人でギリギリいっぱいといった感じです。
大人4人で長距離ドライブはちょっときつそうです。
近場で2~3人でフラッと乗り出す程度でちょうどいいかもしれません。
ラゲッジスペースはこれまた狭く、荷物もあまり積めません。
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縦幅が狭く大きい荷物を積むのには完全に不向きですね。
キャンプなどにはやはり向かない車なのかなと感じました。
➡新型レクサスUXのサイズ感!人気SUV-NX,RX,LXサイズ比較
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ただ、安全装備は充実しているので、「レーダークルーズ・コントロール」などを使用すれば高速での長距離移動などもストレスフリーで運転できると思います。
あくまで運転手だけの話ですが。
もうすこし後部座席にはスペースが欲しいなと正直感じました。
新型レクサスUX 加速性能検証!
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新型レクサスUXの加速性能はどうでしょうか。
オーナーの声をまとめてみましたので参考にしてみてください。
レクサスUXの加速!坂道では不満?
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加速が欲しいときはスポーツモードに切り替えて踏み込めば、かなりスピードには乗れるようです。
不満の声があるのはやはり坂道ですね。
どうしてもトルクが大きくない分、上り坂では力不足を感じる方が多いようです。
総じてレクサスUXは速さやパワーを求める車ではない印象を受けますが、街乗りならレクサスUXは必要十分といったところでしょうか。
新型レクサスUXのスペックと加速性能と乗り心地 まとめ
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2.0Lであることを考えると作りこみとしては十分な気がします。
加速性能でも低排気量で高出力を出せるセッティングになっているのがすごいですね。
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新型レクサスUXのトランスミッションはDirect Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)が使われています。
CVTはプーリーとベルトによってスムーズで低燃費な走りがメリットですが、新型レクサスUXに採用されているDirect Shift-CVTは発進用ギヤを追加しています。
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このおかげで発進から高速域まで力強くダイレクトな走りと低燃費を実現しているんです。
さらに素早い変速によるスポーティな走りも可能になりました。
10速の変速が可能なシーケンシャルシフトマチックを楽しめるSportモードを使えば走行シーンに応じたドライビングができます。
新型レクサスUXは坂道での加速は物足りなさを感じますが、乗り心地や街乗りでの加速性能などは良さそうですね。