1997年に「高級セダンの乗り心地と快適性を兼ね備えたSUV」として開発され、「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓したミドルクラスSUVの先駆者モデルであるレクサスRXの年式別価格比較をしてみました。
旧式である初代と2代目モデルは日本国内では「トヨタ・ハリアー」の名称で発売され、「レクサスRX」としての日本市場への投入は2009年1月に発売された3代目からです。
2015年にフルモデルチェンジされ、現行の新型RXは4代目です。
年式別に新型・旧型で価格比較を見ていきましょう。
レクサスRXの新型(現行)の中古価格
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まずは、新型レクサスRX(現行型)の中古車価格の相場を見ていきましょう。
レクサスRXには、直列気筒2.0Lターボを搭載する「RX300」とV型6気筒3.5Lハイブリットシステムを搭載する「RX450h」、そして2017年12月に発売された、リアドア以降のボディを延長し電動格納式のサードシートを追加した7人乗りの「RX450hL」の3車種に、2018年8月に発売された特別仕様車「Black Sequence」を加えた4車種があります。
直列気筒2.0Lターボを搭載する「RX300」
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V型6気筒3.5Lハイブリットシステムを搭載する「RX450h」
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サードシートを追加した7人乗りの「RX450hL」
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特別仕様車「Black Sequence」
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中古車価格は、もちろん走行距離やワンオーナーかどうかで価格は変わるので、平均的な数値を示すことにします。
まず、現行「RX300」の中古車市場相場価格は450万~600万円です。
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「F-sport」や「version‐L」は価格帯が相対的に高くなり、「標準仕様」は比較的安く500万円台で購入できます。
年式も2015年~2017年モデルは比較的安く購入でき、相場は500万~600万の間でした。
さすがに2018年の「F-sport」で走行距離が1万km未満の車は700万を超える価格帯になってきます。
走行距離別に見ても、3万kmを超える当たりから値は下がるようで、標準仕様の3年落ちで走行距離3.6万kmのRXは本体価格450万円弱で販売していました。
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次に「RX450h」の中古車市場相場価格は470万~700万円です。
ハイブリットモデルの方が若干値段は上がる印象ですが、思ったより値段に差がありませんでした。
詳しく調べてみると、「RX450h」の中古車の方が、年式が相対的に少し古く、2018年モデルなど1年落ち以内の車両があまりありませんでした。
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RX450h」を購入される方は比較的長く乗り続ける方が多く、使用頻度も多くなり、走行距離が増えることで、価格的に下がりやすくなっていることが予想されます。
「RX450hL」はまだ流石に、中古車市場に出回っていませんでした。
販売開始からまだ日が浅く、乗り換えする方が極端にすくないからでしょう。
もし中古車が存在するならば、新車価格とそう大差ないと思います。
➡レクサスNXの中古車を買う!今の中古相場と新古車を買う方法
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中古車を狙うなら、2年落ちの2016~2017年登録車で、走行距離が3万km以下の車両を探してみると良いかもしれません。
お手頃価格で状態の良い掘り出し物がゴロゴロ眠っています。
レクサスRXの旧型を買うなら上級グレードが狙い目!?
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レクサスRXの旧型を買うなら、どのグレードを狙うべきでしょうか。
初代や、2代目は日本市場だと「トヨタ・ハリアー」になってしまうのでここでは2009年~2015年まで販売された3代目のレクサスRXについて述べることとします。
(レクサスRXの初代・2代目は逆輸入車で中古車市場に存在はしますが、左ハンドルですし、年式も大幅に下がってしまうので、ここでは別ジャンルのくくりとします。)
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3代目レクサスRXの、発売当初のラインナップはガソリンエンジンの「RX350」とハイブリッドモデルの「RX450h」で、両車ともにV型6気筒3.5 Lエンジンを搭載。2010年(平成22年)8月には、直列4気筒2.7 Lエンジンを搭載する「RX270」もラインナップに追加され3車種からなります。
グレードは標準仕様と「Version S」、「Version L」、「Version L・Air suspension」の4グレード構成となっています。
ただし、RX270については「Version L・Air suspension」の設定がなく、駆動方式もFFのみとなっていました。
RX450h・RX350については「Version L・Air suspension」を除き駆動方式にFFを選択でき、発売当時はRX450hの駆動方式はAWDのみでした。
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旧型中古車市場の価格帯としては、「RX270」が130万~330万、「RX350」が180万~330万、「RX450h」が170万~370万円でした。
どの車種にしても、ねらい目は2012年以降のモデルでしょう。
2012年4月にマイナーチェンジし、現行モデルの原型である「スピンドルグリル」が採用されたので、一見すると中古車に見えないというメリットがあります。
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グレードでいうと、燃費も考えれば上位グレードの「RX450h」がおすすめです。
価格も、高くて300万代なので状態の良いものが割と低価格で手に入ります。
2012年以降のモデルで走行距離3万km以下の「RX350」version‐Lと、走行距離5万km以下の「RX450h」version‐Sが大体同じ価格なので、コストパフォーマンスで考えれば、旧型上位グレードである「RX450h」を購入したほうが、結果的にお得であるといえます。
レクサスRXの年式比較!選ぶならこの年式!
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ここまで比較してきたことをまとめます!
レクサスRXを中古で購入するならば、年式は「スピンドルグリル」が採用された、初期登録が2012年4月以降のもので、できれば「RX450h」の購入をおすすめします。
ピンポイントで狙うのであれば、2012年4月~12月に初期登録されたレクサスRXが一押しです。
中古車市場の相場価格で170万~300万円前後で購入でき、なおかつ調べてみると走行距離が5万km以下のものがざらにありました。
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フルモデルチェンジされた現行2015年以降のモデルはやはり高いので、500万近い金額を払うのであれば新車を購入した方がよいでしょう。
年式比較するなら2012年~2014年の中古車をぜひ調べて頂きたいです。
掘り出し物がかなりたくさん出てきて楽しくなります。
しかも、パッと見は現行の4代目モデルと大差なく、素人は中古車だと気が付かないでしょう。
ただ、注意するべき点としては、中古車販売業者の走行距離表示が本物かどうか、よく調べる必要があるということです。
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悪質な業者だとメーター戻し(デジタルでも可能)は平気で行いますし、ひどい場合は2012年以前の旧式車にスピングリルだけ後付けしたようなひどいものもあります。
できればレクサス正規ディーラーの中古車専門CPOから購入することをおすすめします。
安心安全なのはもちろん、正規のレクサスオーナーになれますからね!
もちろんオーナーズディスクも利用できます。
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CPOで購入する場合、相場よりやはり価格は上がりますが、変な車をつかまされる可能性は一切なくなりますので、せっかくお金を払うのであれば、正規オーナーになった方が自慢できますよね!
リセールはあまり期待できませんが、300万円まで出せるのであれば、上物の中古車は確実に手に入ります。
調べていくうちに、私もRX欲しくなってきました。
2台目としてかっちゃおうかな・・・もちろん中古で!